最近ようやくPANカードを手に入れることができました!やったー!




いやはやなかなか長い道のりでした〜



PANカードってなに?



インドで外国人が身分証明書として使えるものだよ
私の場合はいろいろ悪戦苦闘して取得までに結局4、5ヶ月間かかりましたが、やり方がわかれば意外と簡単でした!
今回私が成功した方法は、申請書をオンラインで作成し書類を印刷して郵送、e-PANをメールで、物理PANカードを郵送で受け取るという方法でした。
他にも方法があるかもしれませんが、今回は私が物理PANカードを手に入れるのに成功した方法をご紹介します。
できるだけわかりやすく、私の経験も踏まえて注意すべきポイントも解説します!
今回はインド政府が発行しているPANカードとは何か、さらに私が色々調べて悪戦苦闘した結果手に入れることができたその手順と、申請の際のポイントもご紹介します。
PANカードって?
そもそもPANカードは、インドの納税者番号(Permanent Account Number)が表記されたカードのこと。
これを持っているとインド政府にきちんと納税しているという証明になります。
インドでは外国人でも180日以上の長期滞在には納税義務が発生する



外国人も納税しなくちゃいけないの?
意外と知られていないことですが、インドは少し特殊で外国人でもインドで180日以上の長期滞在をする場合はインド政府への納税義務が発生します。
まぁ確かに外国人であってもインドの道路や役所などのインフラを使い続けているわけなので、そこはインド国民と同じように負担するということかもしれませんね〜。
しかも、、、
ビジネスビザだけではなく、厳密にはツーリストビザの外国人も納税の対象になっています
ただし、実際にはインドで仕事などをして何らかの収入を得ている人に税の支払いが発生します。
観光目的のツーリストビザや商談目的のビジネスビザの外国人は、インド国内での収入はゼロなので税の支払いは発生しません。
それでも自分が”インドでの収入がゼロのため納める税金もゼロ”ということを証明するためにはPANカードがやっぱり必要なんです。
PANカードを持つメリット
インドに滞在する外国人がPANカードを持つメリットはたくさんあります。
- 強力な身分証明書になる
- 銀行口座を作りやすくなる
- 特定のビジネスビザを取りやすくなる
- インドでの滞在延長を申請しやすくなる
- アダールカードを取得する一つの重要な資料になる



PANカードは絶対に必要というわけではないこともあるけど、持っていると信頼されて色々な手続きがスムーズになるんだよね〜
インドでの銀行口座の開設、インド国内での長期滞在をFRROオフィスに申請する時などに提出が大抵求められます。
滞在期間の延長申請ではPANカードが必須とは限りませんが、PANカードがない場合それに替わる公的書類の提出を求められることがあります。(公認書士などが英訳した自身の会社の開業証明書など))
また。。。
短期間で入出国を繰り返していても聞かれることがあります。これが結構ストレスだったり。。。
またこのカードなしで銀行口座を開設できたとしても、PANカードが登録されていないと預金残高に上限が設けられたり、都市部では賃貸契約の時に身分の確認として大家から提示を求められることもあるとか、、、
PANカードの提示を求められた時に、持っていないと代わりになる資料の提出を追加で求められたりすることがあります。



その追加資料がもっと手に入らないものだったりするんだよね〜
なのでPANカードを持っていると安心して、スムーズに快適にインドで生きていけます!
アダールカードとの違いは?
インドの身分証明書としてよく聞くのはアダールカード(Adhaar Card)ですよね。
こちらは基本的に単にインド居住者であることを証明するものです。日本で言うところのマイナンバーカード。
インドの保険年金制度を受けたり、選挙権を持つことができたり、車の免許も取れるようになります。
アダールカードは納税者としての身分証明という目的はあまりありません。一方PANカードは主にその人が収入に応じた納税をしているかを証明するものになります。
居住地によって取りやすい場所もあるのですが、私のカナダ人の友人はインドでアダールカードを持っていましたが、取得までにかなり苦労したようです。



最終的には外国人のアダールカードを代行取得してくれるエージェントに依頼したらしい、、これがまた結構高い、、、
インドで暮らすなら、外国人はパスポートの他にアダールカードやPANカードなどの身分証明書を持っているととっても安心。自分を守る強力なカードになります!
PANカードをオンラインで申請する準備
ここからは私が色々調べて一番簡単だったオンラインでのPANカード申請方法をご紹介します。
PANカード取得を代行している会社もありますが、費用がとても高く合法かどうかわからないものもありますので注意してください。
実は自分で意外と簡単にオンラインでPANカードを取得できてしまいます!
私は今回どちらも申請しました。理由は後ほど、、、
PANカードの申請に必要なもの
まずインドのPANカードの申請に必要なものはこんな感じ。。。
- パスポート
- パスポート用の写真(3.5cm✖️2.5cm)
- 発行手数料(クレジットカード)
- 住所を証明する書類
物理PANカードを申請する場合は送られてきたカードを確実に受け取れる住所が必要になります。
PANカードの申請方法解説(画像付)
ここからはオンラインでのPANカード申請方法について画像付きで解説していきます。



海外の証明書をオンラインで申し込むのは緊張する。。。
という方のために、初めての人でもわかるようにで番号付きでできるだけ丁寧に解説しました。
インドのPANカードを自分で取得しようという方は、この記事をぜひ参考に一度トライしてみてください!
まずはPANカードのオンラインでの取得のための公式サイトへ↓
すると下の画面が出てきます。ここからスタート。


1:まず最初にSelect PAN Application Typeで、申し込みするタイプを選択。


PANカードの申請が完全に初めての人は「New PAN」を選択。以前に保存した下書きがあり、そこから再開する人は「Resume Application」を選択します。
2:今回は最初から申し込むので「 NEW PAN – Foreign Citizen(From 49AA) 」を選択します。


3:Select Applicant Categoryの選択。
これがちょっと迷いますよね。ここは自分のビザの種類によっても変わる項目なので、自分のビザタイプを確認しておきましょう。
私は個人事業主としてインドの企業とビジネスミーティングをする目的のためのビザなので今回は「 INDIVIDUAL 」を選びます。
株式会社で働いている場合は「COMPANY」、政府関係者の場合は「GOVERMENT」、非営利団体であれば「ASSOCIATION OF PERSONS」という感じ。
4:Titleでは名前の前につく呼び方を選びます。
選択にははShri,Smt,Kumariを選ぶようになっています。これはそれぞれ、、、
- Shri・・・男性(Mr)
- Smt・・・既婚女性(Mrs)
- Kumari・・・未婚女性(Miss)
これヒンディー語ですし、日本ではあまり無い習慣なので一見わかりませんよね〜
5,6,7,8:名前、生年月日などを入力


Last Name(Surname):姓 / First Name:名前 / Middle Name;ミドルネーム
ミドルネームはほとんどの日本人は持っていないので空欄でOK。
9,10:メールアドレス、電話番号などを入力
ここで入力したEメールに、申請フォームごとに発行されるトークンナンバーが送られてきます。
電話番号も同じで、インド国内でショートメッセージが受け取れる時には、ショートメッセージにトークン番号が届きます。
11:個人情報の利用規約に同意してSubmit
Submit を押すと下の画面のようにトークンナンバーが発行されます。


途中で中断した申請書の入力を再開したり、問い合わせたりする時に使うのでメモしておきましょう。
先ほど登録したメールアドレスにも、トークン番号が送られてくるはずです。
このトークンナンバーは30日間有効です。
トークンナンバーを控えたらそのままContinue
※下の写真のように、申込書の入力を再開する時には①トークンナンバー②登録したE mailアドレス③生年月日の入力が求められます。


12:次はPANカードを物理カードとして郵送で受け取るか、電子版(e-PAN)で受け取るかを選択します。


電子版で申請すると登録したアドレスにe-PANカードがPDF形式で送られてきます。
物理カードも申請すると、e-PANに加えてプラスチックの物理カードが後日郵送で送られてきます。
Yes・・・e-PANカードに➕物理PANカード
No・・・e-PANカードのみ
どんなタイプのPANカードを申請するかによって発行手数料が変わってきます。簡単にまとめるとこんな感じ、、、
PANカードタイプ | 申請方法 | 発行手数料(2025年3月時点) | |
---|---|---|---|
e-PANカード | e-KYC1 &e-Sign | 66 Rs (113円) | |
申込書を印刷して郵送 | 72 Rs (123円) | ||
e-PAN➕物理カード | e-KYC &e-Sign | インド国内 | 101 Rs(173円) |
インド国外 | 1011 Rs(1729円) | ||
申込書を印刷して郵送 | インド国内 | 107 Rs(183円) | |
インド国外 | 1017 Rs(1739円) |
e-PANに比べると物理PANカードはどうしても高くなりますね。
インドではネットが届かない場所が多かったり、e-PANの存在をよく知らない地方の警察官やお役所の人に見せるには物理PANカードの方がすんなり認めてくれたりするからデス。
もちろんe-PANカードでも正式な身分証明書類になるのでご安心を。
ちなみに前のページに戻って編集したい場合は、上にあるセッションごとのチェックマークを選ぶとそのステップに戻って編集することができます。(下の写真を参照)
あとこの申請サイトは短時間(2,3分)ですぐタイムアウトして次に進めなくなってしまうので、頻繁に右上の”Save Draft”で下書き保存をしておくことをおすすめします。(下の写真を参照)


ここからはいよいよPANカードの申し込み内容の入力になります。
13,14,15,16:先ほどと同じ要領で名前を入力
17:ここではPANカードに自分が表記して欲しい名前を入力します。
日本人であれば普通に「(名)TARO(姓)TANAKA」の順番でOK。


18,19:生年月日は日付/月/年(西暦)の順番で入力し性別を選択。
20:このRegistration Numberというものは、今回の申請では入力できないはずなので飛ばしてOKです。
21:”Have you ever been known by any other name?/他の名前で知られていますか”という部分は” No “を選択。
さらにスクロールすると”Details of Parents/親の詳細情報“を入力します。


22:ここでは片親家庭で母親しかいない申請者が、PANカードに父親の名前の代わりにお母親の名前を印字するかどうか選ぶことができます。表記できる父親がいれば”No”
23,24,25,26,27,28:親の名前を入力
母親の名前はオプションなので入力しなくても大丈夫です。
29:父親の名前をローマ字で入力して最後の”Father’s Name”のところにチェックを入れたら次へ進みます。
次のステップではContact & other detailsで、収入源、住所納税代表者などの情報を入力します。


30:収入源について。今回の私の場合はインドでの収入源はないので”No income”にチェック。
31:さらに居住地(Residential)かオフィス(Office)を選択
次に所在地を入力します。


32~40:居住地の所在地を入力
41~50:オフィスの所在地を入力



PINコードとかZIPコードってなに?



PINコードは日本の郵便番号のことで、ZIPコードはアメリカの郵便番号だよ。ZIPコードがない場合は空欄でOK!
居住地とオフィスが同じであれば居住地のアドレスだけ入力すればOKです。
居住地とオフィスが別々にある場合はどちらの住所も入力します。



住所の入力方法がわからない場合は空欄のまま次に進んでも大丈夫!修正が必要な時は最後に修正箇所を教えてくれるよ!
住所の入力ができたら今度は電話番号を登録。
51:Country Code(ISD code)は国際電話などをする時に利用される国番号のこと。日本の番号は “81”
ちなみにインドの番号であれば”91”を入力。
52:のArea/STD Codeは空欄のままでOK。
53:10桁の電話番号を入力します。日本の番号であれば最初の”0”を除いた後の部分。
54:E mailアドレスを再度入力。
55,56:自分の国籍”JAPAN”を選択します。さらに先ほどと同じ要領でCountry codeも”81”


57:こちらのRepresentative Assesseeのチェックボックスでは納税代表者の有無について入力します。
個人事業主として自分一人が納税するのであればここは“No”でOK。
自分が他の人の納税代表者であったり、他の人を納税代表者として申し込む場合は“Yes”を選択します。
Yesの場合は、下の写真のように納税代表者の名前や住所など個人情報を入力が求められます。


入力して問題なければそのままNext。



ここまできたらあともう少し!頑張りましょう!
このステップではAOコードというものを選択します。


AOコードとは何ですか?
「AO」は「評価担当者」の略です。 AO コードは、すべての PAN に割り当てられる一意のコードです。このコードは、その特定の PAN の管轄区域を示します。どの所得税職員があなたの所得税申告書の評価を担当するかがわかります。 参考元
簡単に言えば、インドでの所得税をチェックし評価する担当地域を決めるコードです。
75:まず先に下の”For help on AO code,select from the following”の欄にある”NRIs and Foreign Citizens/永住権所有者と外国籍”を選択します。
そうすると下のChosse AO CodeというところにAOコードの一覧が出てきます。


自分の収入が発生しているインドの居住地、州を選ぶと、上の71,72,73,74のArea code,AO type,Range code,AO No.の欄がすべて自動で入力されます。
入力できたら次へ、、、
いよいよ最後のステップです。
76:申請書の提出方法を選択します。今回は必要な申請書類を全てをプリントアウトして郵送する”Forward application documents physically”を選択します。


次に申請者の本人確認をします。
77:どの書類で本人確認をするか。ここは無難に”Passport”を選択
アダールカードを持っている人はもちろんアダールカードでもOKです。
78:入力した住所の証明書類を選択
ここではパスポートやアダールカード、賃借証明書(居住証明書Residential Proof)などを指定できます。
パスポートが一番手っ取り早いですが、申請した住所と同じ住所が記載されている必要があります。
他にもインド国内での電気、ガス、スマホや家のネット料金の領収書も証明書として提出できますが、自分の名前で契約されている領収書が必要になるので、外国人はこれの方が手に入りにくいかもしれません。
私の場合公的に認められている書類の一つとしてインドの銀行の口座開設証明(NRE bank account statement in India)のコピーを提出しました。
79:誕生日の証明は選択できないのでスキップ
最後のDeclarationは入力した内容が間違いないことを確約するものです。
80:自分の名前
81:”Himself/Herself“を選択します。
82,83:Placeには現在地、Dateには申請書を作成した日付を入力。
インド国内で滞在している場合は、その滞在しているインドの州の名前だけでOKです。
全てを入力したら最後に”Submit“。これで入力事項は全てです。
Submitが成功したら次のページで“Your application is submitted. Please Confirm Details!!”と出てきます。
下に続く申請内容をもう一度確認します。


84:アダールカードの情報を入力(持っている場合)
アダールカードをすでに持っている人はここでPANカードの情報と結びつけます。
持っていなければそのままスキップしてOK。
しばらくすると申請した内容ががPDFファイルとして登録したアドレスに送られてきます。こういうの↓


申請書を郵送して送る場合はこのPDFファイルを印刷して送ります。
次に進んでPANカード発行手数料の支払い方法を選択します。


85:”Mode of payment”から一番簡単なのはクレジット支払いを選択
支払い画面を進んでいくとPaytmの支払い画面に移動します。


1番目の“Credit Card”を選んでカード情報を入力。決済ができたらOK!


あとはPDFで届いた申請書を印刷して郵送する。これで終了です!お疲れ様でした!
あとは宛名を書いて切手を貼ってポストに投函。文書を郵送する方法はほとんど日本と同じです。
こちらがインドの郵便ポスト、見た目はちょっとアレですがきちんと届きますよ。


インドでは街の至る所に「XEROX」という看板を掲げたお店があります。これがインドのコピー屋さん&文房具屋さん。ここでPDFファイルを印刷したり、封筒を買ったりすることができます。
ついにPANカード取得!
e-PANカードの場合
大体は申し込んで1ヶ月以内にメールでe-PANカードがPDFデータで送られてきます。こんな感じ↓
これを印刷して下の部分を切って携帯すると物理PANカードのように使うこともできます。


物理PANカードの場合
物理PANカードも同時に申し込んだ場合は少々時間がかかります。
通常3、4ヶ月後には郵送でPANカードが送られてきます。こんな感じ↓




私の場合はなんだかんだあったせいで配達がかなり遅れてしまい、結局5ヶ月以上かかってしまいました。



「もういいかな〜」と思って半分忘れかけていた時にようやく届きました
でもこの1枚のカードがあるだけでストレスフルなインドでの生活がとっても楽になります!
PANカード まとめ
今回はインドのPANカードの取得方法について解説しました。
入力項目が多く、わかりにくいものもあるのでできるだけ丁寧に解説してみましたが、、、結構根気のいる作業ですね、、、
でもPANカードは外国人の私達にメリットがたくさんあります!
強力な身分証明書になるだけでなく、インドで預金制限無しの銀行口座を開設ができちゃいます。



私の場合PANカードを提出して銀行の5万ルピーの預金制限が解除され無制限になりました!
さらにインドの口座を開けたらネットフリックス、YouTubeの有料会員は日本よりも格安で入会でき、さらに世界中で使える電子決済のG payも使えるようになるんです!
他にもインドの口座に入金して最近の円安を利用して資産運用もできちゃいます!
この辺りに関してはまたいつか別の記事にしま〜す!
- e-KYCはデジタル本人認証のことです。インドでこれに登録すると個別の番号が割り振られオンラインでの本人認証全てで利用することができます。 ↩︎