知る人ぞ知るインドの秘境中の秘境、それがミゾラム州アイゾール。
バングラデシュを囲むように広がる北東インドの7つの州の中で最も南東に位置している内陸州のミゾラム。
そもそもあまりに秘境過ぎて日本人にはほとんど知られていない。最近でこそ日本のインド系ユーチューバーの人が少しだけ訪れるようになった場所。
インド人でさえこの地を詳しく語れる人は少ない。北東インドでもさらに特異な文化や習慣をもつミゾラム州。
今回はそのミゾラム州を訪問してきた私の旅の記録&観光のおすすめスポット6つをご紹介!
ミゾラム州アイゾールとは



ミゾラム、、アイゾール、、、それインドなの?
日本人のほとんどの方はこんなリアクションのはず。
でもこの記事を読んでくださっている方は、少なくとも名前くらいは聞いたことがあるのかも。なんとなく自然にこの記事に辿り着く可能性は限りなくゼロだから。。。
アイゾール(アイザウル[Aizawl])は北東インドの南に位置しているミゾラム州の州都。この州はミャンマーとバングラデシュに国境を面しています。


山間部にあるアイゾールは”坂の街”、見回せば坂、坂、坂。階段ばかりで急な坂が多いです。


地図では近く見えても目的地に行くには階段ばかりで、辿り着いた頃にはヘトヘトになってしまいます。
現地の人のほとんどは”ミゾ族”でミャンマーの部族と近い血縁関係があり、今もミャンマーと強いつながりがあります。
インド共和国として統一されることを最後まで拒んだ土地。それによって”ミゾラム戦線”と言う泥沼の紛争へと勃発しました。
統一された当初はアッサム州の一部という扱いでしたが、急激な経済発展をしてのちに一つの州として認められるようになったという経緯があります。
ミゾラムの急成長を支える”竹産業”
現在もミゾラム州の経済は急成長しています。主な産業は”竹”。
インド北東部で竹はとても重宝されています。インドの地方都市に行くと、竹は今も家の骨組みやビルを建てる際の足場などに使われていて驚きます!
むしろ日本でよく見る鉄製の足場を見る方が圧倒的に少ないです。
さらに現地の人の高い識字率、竹、ヤシ栽培などの今後の発展の可能性から、最近では海外の投資家からも注目されている場所です。



そういえばミゾラム州ではアボカドも有名とか聞いたな〜
アイゾールまでのアクセス
飛行機&タクシー
ミゾラム州アイゾールにはくれぐれも飛行機で来てくださいね。
標高1000m以上の場所にあるアイゾール、秘境の異名は伊達じゃありません。山に囲まれた山岳地帯の中にあり陸路は想像を遥かに超える過酷さです。
空港はレングプーイー国際空港。
デリー国際空港から1日約2本のアイゾールルレングプーイー空港(AJL)直行便を使って片道2時間45分。
コルカタを経由するならプラス1時間くらいになります。
空港からさらにタクシーで1時間ほど走れば州都アイゾールに到着します。
そりたった山肌にできている街なので、アイゾールの街の近くに空港を作れる平地を確保できないために空港から街まではどうしても距離があります。
空港から州都までのメインロードとはいえミゾラムの山道はコンディションが悪いので、酔い止めも持って行きましょう。


長距離バス
もう一つは北東インドのハブ空港であるアッサム州のゴウハティから陸路で向かう方法。
およそ600キロの道をノンストップであれば19時間走破する旅。特に外国人は州を越境するときに厳しいチェックが入ることもあります。
インド人の友人がこの辺りの道をバイクで旅していましたが、外国人には色々リスクが多すぎるのでおすすめしません。
最近市内ではOlaやUberなどの配車アプリが充実しているのでご安心ください。特にバイクタクシーが人気です。
アイゾール市内の路線バスは難易度が高め。OlaやUberなどの配車アプリは必須です。
他にも街の各所にタクシースタンドがあるのでそれを使うのもありかも。




タクシースタンドには親切にも目的地別の料金表があります。口頭で値段交渉をする必要がないのでとっても楽です。
今でこそ配車アプリが主流になっていますが、昔から観光客を呼び込むためのサービスがあったんですね。
気候
盆地のマニプールよりも少し気温が低く、より過ごしやすい温暖な気候です。しかも暑い時期は雨季にあたりスコールが降るので30度を超える日は少ないです。
ただし標高が高いため日差しがとても強いです。日焼け止めをしていないとあっという間にこんがり焼けてしまいます。
他にもコロナ禍が明けてから自動車やバイクの急速な普及が進んだせいでアイゾールの街全体をスモッグが包むような日があるのだとか。
立ち寄ったレストランのスタッフ(日本アニメ大好き)が教えてくれました!
文化
私個人としてはミゾの人たちは綺麗好きな印象です。



ミゾラムで渡されるルピー札の綺麗なことっ!インドの他の場所ではないような綺麗さで驚きました!
日本人にも合う美味しいご飯も多いし、会話する際の反応や笑いのツボなども近いです。どこか日本人に似ているような感じ。
85%ほど大半のミゾの人たちはキリスト教徒です。その次に10%ほどが仏教徒。
インドでは数少ないヒンズー教徒がほとんどいない州です。しかも仏教徒がいるというのも本当に珍しい。
言語
90%以上がミゾ族のため主な言語もミゾ語。
でも英語もかなり堪能、アマゾンデリバリーなどのいわゆる労働者層の人も高い英語力があります。
電話で英語で話しているとイングリッシュネイティブと間違えることもあるくらい。
食べ物
ミゾの料理は美味しいです。辛くない!
こうも違うのかと思うくらいにインドは地方によって食文化が異なります。
主食は米、豚肉を使った角煮のような料理がよく出てきて美味しかったです。
下の写真は燻製豚肉、これをスープに入れて食べると「うまっ!」とつい口から出てしまう美味さ!


ただ一つだけ日本人としてはびっくりするかもしれませんが。
一般的なレストランでは、大皿に料理が出てきて各々に取り箸やスプーンがついています。そして客が残した料理は再び厨房の大鍋の中に戻されます、、、、いや〜凄い、、、、
私が間違えて自分の箸で料理を取ろうとした時に、スタッフからその真実を明かされました・・・


ミゾの人たちはインドの中では文化的で衛生基準も日本人に近いところがあるので、そこまで心配する必要はないのかもしれませんが、無理な人もいるでしょう。
もちろん全てのレストランがそうというわけではありません。アイゾール市から外れた田舎の飯屋で見た光景です。
治安
大半の人の生活水準が高いためか、貧困に伴う犯罪は少ないように感じます。
女性でもジーパンを履いておしゃれして大きなアメリカンバイクに乗っていました。これはインドではかなり珍しい光景。
さらに外国人訪問者自体も少ないために、外国人を狙った犯罪も少ないようにかんじます。どこでも油断は禁物ですが、、、


外国人は登録が必要
ミゾラム州、マニプール州、ナガランド州、アルナーチャル・プラデーシュ州は入境時に登録が求められる州なので、ミゾラムの空港到着時に外国人はみんな登録が必要です。
インド北東部諸州のマニプール、ナガランド、ミゾラム各州については、これらの州に到着した後、24時間以内に同地の外国人登録所(FRO)において登録を行うことが必要です。
空港で登録する必要がありますが、そこまで厳しくない印象。
帰りの航空チケットや訪問の目的、滞在先、連絡先、パスポート情報などを伝えたらそれでOK。
ただしインドの外国人登録はその時の現地の治安状況にも左右されるので注意が必要です。
私は陸路でミゾラム州に入境しましたが、外国人登録などはありませんでした。



そもそも陸路で入ってくる外国人なんてほとんどいないんでしょうね〜
旅行に行くなら1月から4月
ミゾラム州アイゾールのおすすめ観光シーズンは1月から4月!特に3月4月!
気候が安定していてとっても過ごしやすい季節。
現地の友人いわく中でもおすすめなのが3月と4月だそうです。
私は4月にミゾラムを訪問することができました!言われていた通り日差しが暖かくとっても気持ちのいい時期でした!
それ以降の時期は雨季に入りスコールが降って湿度が高く、真冬になると寒くスモッグが多くなるために観光するには△です。
ちなみにこれが私が利用したゲストハウスのBlue Vanda




とってもいいゲストハウスでした。Airbnbを使ってメッセージで予約する時も安心でした。オーナーは女性でとっても親切です。
インドのゲストハウスでオーナーが信頼できると言うのは本当に大切なポイントなんです!
裏のテラスから眺める景色が驚くほど美しかったです。



毎朝このテラスで絶景を見ながらみんなで朝食を食べました〜!


アイゾールのおすすめ観光スポット6選
インドの他の州では珍しいアジアの熱帯&温帯気候の風景を楽しむことができます。
州都アイゾールは、山肌に沿うように建てられた街の景色を高台から一望するとまるでジオラマのよう。


夜景は本当に綺麗でした!


チャトランカム ビューポイント


アイゾールの街はどこでも綺麗な景色が観れるけど、街中で最も美しい絶景ポイントがこのチャトランカム ビューポイント。
この場所を中心に周りを囲むように山の尾根伝いに街が広がっています。
道の脇の小さな休憩所みたいな場所だけど、とってもアクセスが良く高いとこに登る必要もないのでおすすめ。
ライエック


アイゾールに来たらぜひ一度は訪れて欲しいハイキングスポット。これこそミゾラム州でしか見られない絶景が見られます。


駐車場から1時間ほど森の中を歩いて登ってゆくと垂直に反り立つ絶景を上から見ることができます。
森の中から出ると眼下に突然広がる壮大な景色。(高所恐怖症の人はちょっとニガテかも、、)


外国人にはアクセスが少し難しい場所にあるけれど、手付かずの自然の中で疲れも癒やされること間違いなし!


駐車場の近くにはホテルやジップラインなどのアスレチックもあります。
ハイキングに行く前に途中に通る街で飲み物や食料を買っておきましょう。
ハンギルンレンタン ビューポイント


ミゾラム州アイゾールで一番美しい夜景が観られるスポット。
すぐ下まで車で登ることができ、そこからきちんと整備された階段を登ってテラスから眺める夜景は息を呑むほど美しい!


アイゾールの街を一望できる場所にあるので日中の景色もとっても美しいとのこと。
ただし夜景が見れる時間帯に下のレストランは閉まっているのがちょっと残念、、、
ミレニアムセンター
ミゾラムの中で最も大きな大型商業施設。
ミゾラムの人たちの最新ファッションなど、地元民の”今”がここに集まっています。
若者のデートスポットにもなっています。
ここを訪れると、ミゾラムが他の北東インドの州の中でも豊かなのを感じます。
アイザウル・ティオロジカル大学
ここは隠れた絶景ポイント。観光客が少ないので落ち着いて景色を楽しめます。
大学の敷地内のようだけど一般でも自由に入れるビューポイントになっている。
旅行者としてここに行くにはタクシーがおすすめ。帰りのことも考えると来た時のタクシーにそのまま駐車場で待っていてもらうか、再度迎えに来てもらえるように交渉するのがベターかも。


ミゾラム州立博物館
ミゾ族の民族衣装や装飾品や、ミゾラム州の野生動物の剥製などが展示されている州立博物館。
ここではミゾラム州の歴史や文化、自然の生態系について知ることができるので観光の最初に訪れるのがおすすめ。
インドのメインランドとは全く異なる独特の文化に触れることができてとっても興味深い。
アイゾール旅行 まとめ
誰もが認めるインドの秘境中の秘境。それがミゾラム州。
外からのアクセスが難しい分とっても独特な場所、でも地元の人たちはシャイでどこか日本人に似ている感じ。
ご飯も美味しいし、街も綺麗。若い人は英語も堪能。街中どこでもカメラを向けたくなるようなビューポイントばかりで本当に美しい場所でした。


カオスなインド旅行に疲れたらこんな秘境ミゾラムを訪れてみるのはいかがでしょう!
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