2023年6月に北東インドアッサム州の中心都市であるグワハティに1ヶ月滞在しました。
滞在中にみつけたグワハティの魅力について記事にしました。
アッサムのグワハティってたまに聞くけどどんな場所なの?
外国人向けの観光スポットとかあるの?
という方のために。
この記事ではアッサム州グワハティについて簡単にご紹介し、私オリジナルのおすすめの観光スポット7選をご紹介します。
アッサム州グワハティとは
グワハティは北東インドアッサム州の中心都市であり、北東インド最大の都市です。
アッサム州の州都はこのグワハティの衛星都市テズプル。
テズプルは政治の中心部として機能していますが、その他経済や交通の中心地は全てこのグワハティです。
ビジネス目的でくる人も多く、インド国内外問わずに多くの人が訪れる場所です。
グワハティのあるアッサム州は世界最大のお茶の産地として有名ですね。
日本でも有名な「アッサムティー」はまさにこの地で獲れたお茶。
インドの有名なあの”チャイ”で使う茶葉はほぼ全てこのアッサム州で生産されています。
アクセス
外国人がグワハティ(Guwahati)を訪問する際、最も一般的なアクセス方法は飛行機&タクシーです。
飛行機&タクシー
最寄りの空港はグワハティ(グワーハーティー)国際空港です。
インドの大きな主要空港で1回乗り換えて、グワハティ行きの飛行機に乗ることができます。
デリー国際空港⇄グワハティ国際空港の便は1日におよそ12、3便運行しています。
グワハティからデリーへ向かう飛行機では天気がいいとエベレストの頂上付近が見られます。
下の写真の中央からやや右の飛び出た部分がそれ、、、
この空港は北東インドのハブ空港の役割をしていて、北東インドの他の州に向かう飛行機のほとんどがこのグワハティ国際空港を経由します。
”ザ・インド”のメインランドと、”秘境インド”の北東インドの二つの文化が合わさった場所。
グワハティは”秘境の北東インド”が初めて、少し味わってみたいという方におすすめの場所です
国際空港ということは日本からの直行便があるの?
国際空港という名前ですが、日本を含め外国からの直行便はありません。将来的には国際空港にしたいということです。
同じ理由で他の北東インドの空港もほとんど”国際空港”という名前がついています。
さらにグワハティ(グワーハーティー)国際空港からグワハティの市内までの移動手段はタクシーです。
Googleマップでは40分と出ますが、市内に入ると渋滞することが多く通常1時間から1時間半くらい必要です。
私も空港から市内までは1時間以上かかりました。
特にひどく渋滞する夕方の時間帯は避けるのがおすすめです。タクシードライバーもこの時間帯に市内に行くのを嫌がることがあります。
グワハティではUberもOlaなどの配車アプリ使ってタクシーを利用できます。
Uberタクシーアプリを使えば大体片道730ルピー。
通常のタクシーを使えば片道1000〜1200ルピーくらいです。
通常タクシーの場合、ドライバーがOKしてくれれば他の客と乗り合わせて安くすることもできます。
鉄道
グワハティにはインドのメインランドから鉄道が通っています。
乗車時間は長くなりますが、インドの旅行に慣れている人であれば鉄道を利用してグワハティに来ることもできます。
気候
グワハティの気候は典型的な高温多湿で雨季と乾季があります。
4月から10月は30度を超える暑い日が多くなります。それでもほとんどの場合日本の本州の真夏日ほどの気温にはなりません。
グワハティの4月から8月は雨季です。
日本の長く湿った梅雨のような気候ではなく、一日のうち短時間で激しいスコールが降る季節です。
局支所的な大雨が降るため、2022年、2023年には土砂崩れや洪水の被害がありました。
文化
グワハティでは80%以上がヒンドゥー教徒、キリスト教徒は1%未満。その他はイスラム教徒や他の土着の宗教を持つ人という感じです。
アッサムには元々ボド族という部族が住んでいましたが、インドの植民地時代にたくさんのベンガル人(バングラデシュ系の人)が移り住むようになりました。
そのため今はアッサムの人というと、多くの人はインドのメインランドでよく見るベンガル系の人の顔をイメージします。
言語
実はアッサム州で使われている主な言語はヒンディー語とアッサム語。
そして少数民族ボド族が話すボド語があります。
もちろんAirBnBやホテルのオーナーは英語が話せるので問題ありませんが、レストランの店員やタクシードライバーのほとんどは英語を話しません、アッサム語です。
タクシードライバーとのやり取りでは簡単な英語を使いましょう。
もしくはUberアプリ内のチャット機能には翻訳機能がついているので、それを使うのがおすすめです。
最初にグワハティに来た時に英語が通じないことに驚きました。(スタバの店員は英語できます!)
食べ物
滞在中の食事も大きな楽しみの一つですよね。
アッサムの料理は美味しいです、しかもヘルシー!
これがアッサム旅行の魅力の一つです。
全てがカレーの味ではありません、素材によって様々な味があって日本人の私たちも美味しく食べられます。
インドと聞くだけでどこでもカレーというイメージを持つ方も多いです。
でも北東インドは主に米食で、見た目も味もミャンマーなどアジアの料理に通じるところがあります。
こちらがグワハティでも人気のアッサム料理のレストランKhorikaa。
おすすめの観光シーズンは11月から2月
観光シーズンにおすすめなのは11月から2月くらいまでです。
グワハティの冬は雨も少なく湿気もないので快適に過ごすことができます。
アッサム全体が高温多湿でお茶の生産に非常に適した気候なので、イギリスの領地だった頃からお茶の生産が主要産業です。
グワハティの観光シーズンは11月から2月
私が滞在したのは7月でかなり暑くスコールもありました。
多くの地域でインドの道路は大量の雨が降ると排水が間に合わずに道路が池のようになってしまいます。
また雨季になると、滞在先によっては湿気が多くカビも発生するのでホテルを選ぶ際は少し注意が必要です。
大雨で交通機関もストップするなど、移動も大変になるので雨季の観光はあまりおすすめしません。
ちなみに私がグワハティで利用したホテルがこちら。 Dula Homestay↓
オーナーは外国人になれていてとてもフランクな方でした。
ただすぐ裏にある電車の音が激しかったので、しばらくして場所を移動してAir BnBで別の長期滞在用の部屋を借りました。
ホストは生粋のアッサム人、英語がとても流暢でした。
アマゾンの配達員がアッサム語しか話せなくて私が困っていた時に、代わりに対応してくれたり。
グワハティを去る時にはアッサムの伝統的なデザインが繕われたアッサムシルクのストールをお土産にくれたり。
外国人の私にもとても親切に世話してくれました。
これがもらったアッサムの伝統のデザインのストール↓
グワハティのおすすめ観光スポット7選
今回は私の選んだアッサム州グワハティの魅力的な観光スポットをご紹介します。
パルタン・バザール
グワハティの鉄道駅前から続いているインド人旅行者にも有名な市場。
多くの貴金属、装飾品などの店舗が道沿いに並んでいます。
アッサムグワハティに来たら一度は行っておきたい場所。
昔から栄えた街並みと今も変わらない北東インド最大の街の活気を見ることができます。
アッサム州立博物館
アッサム州立博物館では、古くからのアッサムの歴史を知ることができる展示物がたくさん保管されています。
発掘された古代の遺跡、昔のアッサムの人たちの生活を再現した家。
さらにアッサム原住民の武器や第2次世界大戦時の爆弾まで様々な展示物を見ることができます。
突然のスコールが降るアッサム。雨の降った日のために博物館のような屋内観光スポットも下調べしておくといいですよ。
外国人は一人100ルピーです。
アッサム州立動物園
グワハティには大きな動物園があります。
このアッサム州立動物園では約40種類の動物を見ることができます。
特にアッサム州には野生のサイが生息していて、この動物園で見ることができます。
外国人のチケットは一人当たり100ルピーで、車の駐車料金は車1台50ルピーです。
私がホームステイ先のオーナーは地元のアッサムの人でしたが、動物園のことについて聞いてみると、、、
特にみるものはないけどね、、、
と言われました。正直です、、、
地元の人って自分の街の観光スポットに関してはみんなこんな感じなんですよね。
ブラマプトラ川沿いのスターバックス
グワハティの街のそばを流れる雄大なブラマプトラ川を一望できる場所にスターバックスがあります。
ここのスターバックスは外観も庭も手入れが行き届いていて、非常に綺麗で落ち着く空間でした。
インドの都会では静かな癒しスポットは大変貴重です。
しかも実はこのブラマプトラ川にはイルカがいます。
私がこのスターバックスを訪れた時にちょうどイルカが泳いでいるのを見ることができました。
この川ではドルフィンスポッティング(ウォッチング)ができる遊覧船もあるので、少々高いですが(確かボート1台1時間で2000ルピーくらい)興味があれば乗ってみるのもいいかもしれません。
こちらのスターバックスは整備された公園の中にあり、敷地内に入るために入場料20ルピーが必要です。
スターバックスを利用しなくても20ルピーで川沿いのベンチに座って一休みできるのでおすすめです。
インドを代表する有名なこのブラマプトラ川の夕日はとても美しく観光客を魅了します。
ロープウェイ
グワハティのブラマプトラ川の対岸までのびるグワハティ・ロープウェイ。
対岸までおよそ1.8kmを5本の柱が支えているロープウェイ。
こちらは2020年にできた比較的新しい観光名所です。
ローカルの友達がぜひ乗ってみるように私にすすめてくれましたが、時間がなくて今回は実際に乗ることができませんでした。
外国人は大人一人往復で500ルピーです。値段もお手頃です。
シティセンター
北東インド最大の都市グワハティでは、北東インドの他の場所ではないようなお洒落な大型ショッピングモールがあります。
このシティセンターもその一つ。中では一流グローバルブランドのアパレルショップやジュエリーが並んでいます。
最上階にはアッサムのお土産市のような小さな店舗がたくさん並んでいて、伝統工芸品からバッグ、漬物など様々なものが売られています。
興味はあるけど路上では買い物はしたくないという方にはおすすめです。
日本へのお土産にぴったりのものが見つかるかもれません。
アッサムシルク専門店
アッサム州では蚕食業も盛んで、アッサムのワイルドシルク(野蚕)を使って作られるシルク製品がとても有名。
一般的な家蚕のシルクとは違った風合いを持つアッサムのエリシルク、海外では高い値段で取引されています。
ホームステイ先のホストがお土産にくれたのもこのアッサムシルクのスカーフでした。
こちらは私が滞在中に通っていたアッサムシルクのお店が集まっているスーベニアショップ「Purbashree」。
ここ以外にもアッサムシルクを扱うお店はたくさんありますが、このお店にあるものはどれも品質が良く接客も丁寧でした。
インド旅行で意外と悩むのが”日本へ買って帰るお土産”ですよね。
日本人に喜んでもらえるインドのお土産を探すのは結構苦労しますが、アッサムの特産品はどれもキャラが立っていて魅力的です。
グワハティには、アッサムティーだけでなくこのアッサムシルクやお洒落な竹細工の工芸品など、日本人がもらって嬉しいようなお土産がたくさんあります。
グワハティ滞在記録 まとめ
グワハティに1ヶ月滞在してみつけた魅力的な観光スポットをご紹介しました。
私が1ヶ月のグワハティ滞在で感じたことは、、、
- 北東インドの中で最も初心者向けの観光地
- アッサム料理が美味しい
- アッサムは特産品がたくさん
北東インドなのにメインランドからのアクセス抜群。UberやOlaといった配車アプリも使えます。
アッサム料理も日本人の口にあってとてもおいしい。
アッサムティーだけでなくアッサムシルク、竹細工などもお土産にピッタリのものがたくさん!
この記事を参考にアッサム州グワハティ観光を楽しんでください。